PCと人
Posted at 08/09/10 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
PC眺めていると、仕事しているつもりになったりします。
コーディング作業を依頼した会社を以前に訪問したときに担当していただいた方の状況を眺めていて実感しました。
真剣で、しかも厳しそうな顔をしつつ、手が動いていないことが気になりまして、どんな状態なのかを質問してみました。
なかなか先に進まないとの返答があり、よくよく注意してみていると、思考が堂々巡りになっているだけなんです。
必要な機能を考え、その機能が足りているかを考えて、他との関連で矛盾がないかを検証しているうちに何が必要な機能だったけ?と振り出しの状態に戻ってしまうというわけです。
新社会人の方だろうが、業務に慣れ染まった方だろうが、程度の大小はありますが、PCを操作しているとついつい引き起こしてしまう現象です。
普通に考えると、これだけ記憶しつつ考えていくというのは至難の技だと思います。
その途中にメモをとったり、どこかに記録しようとしないわけですから。
これって、PCの画面に見えているものが完成品であり、それを清書しているという無意識があるのでしょうか、ちょっと横にメモを書くというのをなかなかしようとは思わないようですし、メモをとること自体を思い出せないでいるようです。
だから、結果だけを書き続けようとして、その思考と記憶量が長く多くなってしまう状態になってしまいます。
そのお陰か脳の構造のためか、Aの次はBにしよう、Bの次はCにしようと考えると、最初のAという条件を忘れていて、なんでBがでてきたんだっけ?とまたAを探してしまう、なんてことを繰り返してしまう。
ましてや、思考中に電話がなった。集中が途切れた途端に関連が途切れてしまい、また最初から思考を始める。
とても難しいことと普通に考えても感じるものを仕事になると多くの方が始めてしまいます。
もちろん自分にも当てはまること、しかも創造的になればなるほど、陥りやすい罠だと感じます。
結果的に仕事をしている実感はありつつも何も進んでいない状態に陥ってしまう、こんな感じでしょうか。
昔から言われている手で考える-紙と鉛筆で書き続ける-ことはPCがいくら発達しても、効果的に創造力を高めていく方法としては、変えがたい方法なのかもしれませんね。
PCが本当に人のやさしくなる日が来るまで、しばらくは現状のままなんでしょう。
そんな風に感じています。